robots.txtでAIの学習を断る書き方|新しい共通のしるしとGPTBot・Google-Extendedの違い、検索への影響

robots.txtでAIの学習を断る書き方。新しい共通のしるし __usage_ai-training のグループに Disallow: / と書く方法と、いま効く、GPTBot・Google-Extended・ClaudeBotなど会社ごとの名前で断る方法を、両方書いておく。Google-Extendedや新しいしるしで学習を断っても、Google検索・Bing検索に出るかどうかは変わらない。User-agent: * のグループは、新しいしるしには当てはまらない。GooglebotやBingbotを Disallow にすると、検索に出なくなる。サイトを運営している人へ

AIの学習を断るには、いまはGPTBot・Google-Extended・ClaudeBotなど、会社ごとの名前をrobots.txtに書く方法が使えます。新しい共通のしるし__usage_ai-trainingは、Microsoftが2027年2月1日から、Googleが2027年の早い時期に読み始める予定で、まだ効き始めていません。両方を書いておくと、いまとこれからの両方に対応できます。

11月1日7時41分時点の、IETF(インターネットの標準を決める団体)の文書と、Google・Microsoft・OpenAI・Anthropicの公式の情報の内容です。

目次

結論:AIの学習を断るrobots.txtの要点

項目 内容
新しい共通のしるし User-agent: __usage_ai-trainingのグループにDisallow: /と書く
効き始める時期 Microsoftは2027年2月1日から。Googleは2027年の早い時期に対応する予定。OpenAIもこれから対応するとしている
いま効く書き方 GPTBot(OpenAI)、Google-Extended(Google)、ClaudeBot(Anthropic)を会社ごとにDisallow: /にする
検索への影響 Google-Extendedや新しいしるしで断っても、Google検索・Bing検索に出るかどうかは変わらない
気をつけること User-agent: *のグループは、新しいしるしには当てはまらない。GooglebotやBingbotをDisallowにすると、検索に出なくなる

新しい共通のしるし__usage_ai-trainingの書き方

サイト全体をAIの学習に使わせない

User-agent: __usage_ai-training
Disallow: /

サイトのいちばん上の階層にあるrobots.txtに書きます。__usage_ai-trainingは、ロボットの名前ではなく「AIの学習に使ってよいか」を表すしるしです。対応した会社は、それぞれのロボットで集めた内容を、このしるしに沿って学習に使うかどうか決めます。

一部のページだけ学習に使ってよいことにする

User-agent: __usage_ai-training
Disallow: /
Allow: /press-kit/

この例では、/press-kit/の下だけ学習に使ってよく、ほかのページは使ってほしくない、という意味になります。パスの書き方は、ふつうのrobots.txtと同じです。

新しいしるしについて知っておくこと

  • IETFの文書は、2026年10月30日に出たインターネットドラフト(下書きの段階の文書)で、IETFが認めた標準ではありません。中身が変わることもあります。
  • User-agent: *のグループは、このしるしに当てはまりません。__usage_ai-trainingのグループがないrobots.txtは、「学習について何も意思を示していない」と扱われます。
  • このしるしは、ロボットの巡回を止めるものではありません。巡回そのものを止めたいときは、ロボットの名前で書きます。
  • 会社ごとの名前で書いたルールは、共通のしるしより優先されることがあります。

いま効く、会社ごとの書き方

OpenAI・Google・Anthropicの学習を断る

User-agent: GPTBot
Disallow: /

User-agent: Google-Extended
Disallow: /

User-agent: ClaudeBot
Disallow: /
名前 会社 断ったときの扱い
GPTBot OpenAI サイトの内容を、AIのモデルの学習に使わないようにする
Google-Extended Google Geminiのモデル(GeminiアプリやVertex AIのGemini)の学習と、Geminiアプリなどの回答の根拠(グラウンディング)に使わないようにする。Google検索に出るかどうかや、順位には関係しない
ClaudeBot Anthropic これから集める内容を、AIのモデルの学習に使わないようにする

Anthropicは、サブドメインごとに、それぞれのrobots.txtに書くよう案内しています。

いまとこれからの両方に対応する

User-agent: __usage_ai-training
Disallow: /

User-agent: GPTBot
Disallow: /

User-agent: Google-Extended
Disallow: /

User-agent: ClaudeBot
Disallow: /

OpenAIもGoogleも、新しいしるしに対応したあとも、いまの会社ごとの書き方を使えるとしています。すでに会社ごとの名前を書いているサイトは、そのまま残して、新しいしるしを足すだけで済みます。

検索やAIの回答に出るかどうかへの影響

Google

Google-Extendedは、Google検索に出るかどうかや、検索の順位には関係しません。Googleは、新しいしるしで学習を断っていて、Google-Extendedについて何も書いていないサイトは、Google-Extendedを断ったものとして扱う予定です。

Google-Extendedを許可しているサイトは、Geminiアプリの回答の根拠として出て、クリックされることがあります。

Geminiアプリの回答には出て、ほかの学習は断る

User-agent: __usage_ai-training
Disallow: /

User-agent: Google-Extended
Allow: /

Google-Extendedを許可すると、Geminiのモデルの学習にも使われることになります。

OpenAI

ChatGPTの検索に出るためのロボットは、学習用のGPTBotとは別のOAI-SearchBotです。GPTBotを断っても、OAI-SearchBotを許可していれば、ChatGPTの検索の結果に出られます。

Microsoft(Bing)

Microsoftは、学習を断っても、Bing検索に出られるかどうかは変わらないとしています。2027年2月1日から新しいしるしを読み始め、ページごとに学習やAIの回答への利用を断るしるしにも対応します。

1ページだけBingの学習を断る

<meta name="Bingbot" content="ai-training:disallow">

ページのheadの中に書きます。いまNoArchiveやNoCacheで学習を断っているサイトは、2027年3月1日までに新しい書き方に変えるよう、Microsoftが求めています。この日のあとは、NoArchiveとNoCacheは学習やAIの回答への利用を断るしるしとして読まれなくなります。

Anthropic

Anthropicは、学習用のClaudeBotのほかに、検索用のClaude-SearchBotと、利用者の指示でページを読みにくるClaude-Userを使っています。Claude-SearchBotやClaude-Userを断ると、Claudeでの検索の結果に出にくくなることがあります。

出典

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この記事を書いた人

社内エンジニアとして、SREとセキュリティの仕事をしています。サーバーの構築や運用、クラウド環境の設計にも関わってきました。趣味はゲームと漫画・アニメ。

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