Cursorを使い始めたら最初に設定すること7つ|VS Codeの取り込み・プライバシーモード・Run Modes(2026年11月)

Cursorを入れたら最初に決めること。VS Codeの取り込み、プライバシーモード、コマンドの承認。まずプライバシーモードと承認を確かめる。VS Codeの拡張機能・テーマ・設定・キーの割り当てを取り込む。仕事のコードを扱うならプライバシーモードをオンにする。コマンドの承認のしかたのRun Modesは、Auto-reviewがおすすめ。ルールは、同じまちがいが続いたら足す。.cursorignoreで、鍵や認証情報のファイルをAIに読ませない。Cursorを使い始めた人へ

Cursorを入れたら、まずVS Codeの設定を取り込み、プライバシーモードがオンになっているかを確かめ、エージェントがコマンドを実行するときの承認のしかた(Run Modes)を決めておくと安心です。そのあとで、使うモデル、ルール、AIに読ませないファイル(.cursorignore)、外のツールとつなぐMCPを、必要に応じて足していきます。

内容は2026年11月4日午前8時40分(日本時間)時点のCursor公式ドキュメントとヘルプにもとづいています。Cursorそのものの特徴や基本の使い方はCursorとは?AIエディタの使い方とVS Codeとの違いにあります。

目次

最初に知っておきたい:設定画面は2つある

Cursorには、Cursor独自の設定画面(Cursor Settings)と、VS Codeと同じ設定画面があります。この先の手順は、ほとんどがCursor Settingsで行います。

画面 開き方 主な中身
Cursor Settings ⌘/Ctrl + Shift + J、またはコマンドパレット(⌘/Ctrl + Shift + P)で「Cursor Settings」 VS Codeの取り込み、プライバシーモード、エージェントの承認など
VS Codeと同じ設定 コマンドパレットで「Preferences: Open Settings (UI)」 VS Codeと同じ設定項目

MacはCommandキー(⌘)、WindowsはCtrlキーを使います。

1. VS Codeの設定をまとめて取り込む

ボタン1つで取り込む

  1. Cursor Settingsを開く(⌘/Ctrl + Shift + J)
  2. General → Accountを開く
  3. 「VS Code Import」のImportを押す

拡張機能、テーマ、設定、キーの割り当ての4つがCursorに移ります。

別のパソコンから移すときはプロファイルを使う

VS Code側で書き出します。

  1. コマンドパレットで「Preferences: Open Profiles (UI)」を開く
  2. 左の一覧で書き出したいプロファイルの「…」からExport Profileを選ぶ
  3. パソコンにファイルで保存するか、GitHub Gistに保存する

Cursor側で読み込みます。

  1. コマンドパレットで「Preferences: Open Profiles (UI)」を開く
  2. New Profileの横の▼からImport Profileを選ぶ
  3. GistのURLを貼るか、Select Fileでファイルを選び、下のImportを押す
  4. 左の一覧で新しいプロファイルを選び、チェックのアイコンで有効にする

左のアイコンの列を縦に戻す

workbench.activityBar.orientation

Cursorのアクティビティバー(ファイルや検索などのアイコンの列)は、最初は横向きです。VS Codeと同じ縦向きがよければ、「Preferences: Open Settings (UI)」で上の設定名を探してverticalにし、Cursorを再起動します。

2. プライバシーモードを確かめる

  1. Cursor Settingsを開く(⌘/Ctrl + Shift + J)
  2. 左のGeneralを選ぶ
  3. Privacy Modeをオンにする

AIの機能を使うと、頼んだ内容とコードの一部がOpenAI、Anthropic、GoogleなどのAIモデルの会社に送られます。プライバシーモードをオンにすると、そのコードはCursorやAIモデルの会社の学習に使われません。

チームのプランでは、メンバー全員が最初からオンになっています。TeamsとEnterpriseの管理者は、メンバーがオフにできないように組織全体で固定することもできます。

3. 使うモデルを決める

プランによって選べるモデルが違う

プラン 月額 他社のモデル(Claude、GPT、Geminiなど)
Free 0ドル 使えない(AgentとChatは使える量が限られる)
Plus 8ドル 使えない(Cursorのモデルだけ)
Premium 30ドル 前払いのクレジットから、APIの料金で使える
Super 100ドル 前払いのクレジットから、APIの料金で使える
Ultra 200ドル 前払いのクレジットから、APIの料金で使える

Plusで使えるのは、Cursorのモデル(Grok 4.7、Grok 4.6、Grok 4.5、Composer 2.5)です。有料のプランは使える量が1週間ごとに決まっていて、残りと次に戻る日はエディターの設定で確かめられます。

Autoを選ぶとCursorがモデルを選ぶ

モデルの選択欄でAutoを選ぶと、頼んだ内容に合うモデルをCursorが選びます。Autoには、何を優先してモデルを選ぶかの設定(Cost・Balance・Intelligence)があります。PlusではAutoそのものが使えません。そのほかの個人のプランで選べるのはCost(使う量を抑える)だけで、BalanceとIntelligenceはTeamsとEnterpriseのプランで使えます。

モデルの名前や料金は変わることがあります。プランを決める前に、公式のModels & Pricingを開いて確かめてください。

4. ルールを書いて、毎回の指示を減らす

ルールは、エージェントに毎回伝えたいことを先に書いておく機能です。公式ドキュメントは「最初はかんたんに書き、エージェントが同じまちがいをくり返したらルールを足す」ことをすすめています。

ユーザールール:すべてのプロジェクトに効く

左のサイドバーのCustomize → Rulesで書きます。話し方の好みなど、どのプロジェクトでも同じでよいことに向いています。

日本語で、短く答えてください。

プロジェクトルール:.cursor/rulesに置く

プロジェクトの中の.cursor/rulesに、拡張子.mdcのファイルで置きます。拡張子が.mdのファイルは読まれません。ファイルの先頭に、いつ使うかを書きます。

---
description: "テストの書き方"
globs: "**/*.test.ts"
alwaysApply: false
---

テストはVitestで書く。
種類 いつ使われるか
Always Apply 毎回のチャット
Apply Intelligently descriptionを読んで、エージェントが関係あると判断したとき
Apply to Specific Files globsに合うファイルを扱うとき
Apply Manually チャットで@を付けて呼んだとき

チャットでルールを作る

/create-rule

チャットに上のように打ち、どんなルールにしたいかを書くと、エージェントがファイルを作って.cursor/rulesに置きます。Customize → RulesのAdd Ruleからも作れます。

かんたんに書きたいときはAGENTS.md

プロジェクトのいちばん上のフォルダにAGENTS.mdを置くと、ふつうのMarkdownのままルールとして使えます。下のフォルダごとに置くこともできます。ルールが重なったときは、チーム、プロジェクト、ユーザーの順に優先されます。

5. AIに読ませないファイルを.cursorignoreで外す

プロジェクトの直下に.cursorignoreを置く

# 鍵や認証情報のファイル
**/credentials.json
**/secrets.json
**/*.key
**/*.pem

書き方は.gitignoreと同じです。ここに書いたファイルは、エージェント、Tab(入力の続きを出す機能)、@での指定から外れます。

.gitignoreに書いたファイルと、.envで始まるファイルなどCursorが決めている一覧は、最初から外れています。外れたファイルを使いたいときは、!を付けて書きます。

完全には防げない

エージェントがターミナルで動かすコマンドや、MCPのツールからの読み込みは止められません。公式ドキュメントも、.cursorignoreで完全に守れるとは約束していません。鍵や本番のパスワードは、そもそもプロジェクトのフォルダに置かないのが安全です。

外れているかを確かめる

git check-ignore -v ファイル名

ターミナルで上のように打つと、書いたパターンがそのファイルに当たっているかを試せます。git check-ignoreはGitのコマンドなので、Cursorが最初から外しているファイルの一覧は表示されません。

6. コマンドの実行に承認をはさむ(Run Modes)

エージェントは、ファイルを読むときは承認なしで動き、ターミナルのコマンドは承認を求めるのが基本です。どこまで承認なしで動かすかを、Cursor Settings → Agents → Approvals & Executionで決めます。

モード 動き
Auto-review(おすすめ) 許可の一覧にある操作はすぐ動く。ほかの操作の扱いは表の下のとおり
Allowlist 許可の一覧にある操作だけ承認なしで動く
Run Everything すべての操作を承認なしで動かす

Auto-reviewでは、許可の一覧にないコマンドはできるだけサンドボックス(ほかから切り離した環境)で動かし、それができないものはAIが見て判断します。止められたものは、エージェントが別のやり方を探すか承認を求めます。

Auto-reviewは、2026年5月29日のCursor 3.6から標準のおすすめになっています。ただし公式ドキュメントは「Auto-reviewは安全の境界ではない」とも書いていて、AIの判断が外れることもありえます。

必ず確認してほしい操作を伝える

{
  "autoRun": {
    "allow_instructions": [],
    "block_instructions": ["Every AWS CLI command should go through approval first."]
  }
}

Auto-reviewには、「この操作は必ず承認を通して」という指示を文章で渡せます。ユーザー全体なら~/.cursor/permissions.json、プロジェクトだけなら.cursor/permissions.jsonに書き、両方あると合わせて使われます。エージェントに頼んで、このファイルを書き換えてもらうこともできます。

ファイルの変更はGitで戻せるようにしておく

エージェントは、設定ファイルを除き、プロジェクトの中のファイルを承認なしで書き換え、すぐに保存します。Gitなどのバージョン管理を使っておくと、まちがった変更を戻せます。

7. MCPで外のツールとつなぐ(必要になってから)

MCPは、GitHubやデータベースなど外のツールをエージェントから使えるようにするしくみです。左のサイドバーのCustomizeや、Marketplaceから追加できます。

mcp.jsonに書いて追加する

{
  "mcpServers": {
    "server-name": {
      "command": "npx",
      "args": ["-y", "mcp-server"],
      "env": {
        "API_KEY": "value"
      }
    }
  }
}

プロジェクトだけで使うなら.cursor/mcp.json、すべてのプロジェクトで使うなら~/.cursor/mcp.jsonに書きます。MCPにつなぐときと、ツールを呼ぶたびに、最初の設定では承認を求められます。

拡張機能やMCPは、出どころを確かめてから入れてください。2026年10月には、Claude Codeを名乗る偽の拡張機能も見つかっています(偽のClaude Code拡張機能の記事)。

設定の一覧

設定 場所 最初のおすすめ
VS Codeの取り込み Cursor Settings → General → Account VS Codeを使っていたらImport
プライバシーモード Cursor Settings → General オン
モデル チャットのモデルの選択欄 プランで使えるものから選ぶ
ユーザールール Customize → Rules 話し方の好みを1〜2行
プロジェクトルール .cursor/rules(.mdc)またはAGENTS.md 同じまちがいが続いたら足す
.cursorignore プロジェクトの直下 鍵や認証情報のファイル
Run Modes Cursor Settings → Agents → Approvals & Execution Auto-review
MCP Customize、またはmcp.json 必要になってから

よくある質問

ルールとAGENTS.mdは、どちらを使えばいいですか?

短い決まりごとをまとめて書くだけならAGENTS.mdで足ります。特定のファイルのときだけ使いたい、毎回は読ませたくない、といった使い分けをしたいときは、.cursor/rulesの.mdcファイルにします。

.cursorignoreに書けば、秘密のファイルは読まれませんか?

エージェント、Tab、@での指定からは外れますが、ターミナルのコマンドやMCPのツールからは読まれることがあります。秘密のファイルは、プロジェクトのフォルダに置かないのがいちばん確かです。

承認が多くて面倒です。Run Everythingにしてもいいですか?

Run Everythingは、エージェントがすべての操作を承認なしで実行します。まずはAuto-reviewのまま使い、どうしても必ず止めたい操作だけpermissions.jsonで伝えるほうが安全です。

出典

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この記事を書いた人

社内エンジニアとして、SREとセキュリティの仕事をしています。サーバーの構築や運用、クラウド環境の設計にも関わってきました。趣味はゲームと漫画・アニメ。

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