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2026年10月14日(日本時間)、マイクロソフトが毎月恒例の「セキュリティ更新プログラム(月例更新)」を公開しました。キヤノンMJのESET「サイバーセキュリティ情報局」は、今回の更新には深刻度「緊急」の製品ファミリが9つ含まれ、公開前からすでに悪用されていた脆弱性も修正されているとして、早急な適用を呼びかけています。この記事では、何が直ったのか、なぜ今すぐ更新したほうがいいのか、Windowsの更新のしかたを初心者向けにまとめます。
2026年10月の月例更新で何が修正された?
ESETのお知らせに載っている一覧(マイクロソフトのページからの情報)によると、最大深刻度が「緊急」になっている製品ファミリは次の9つです。
- Windows 11(v26H2, v26H1, v25H2, v24H2, v23H2)
- Windows Server 2025(Server Core installationを含む)
- Windows Server 2022(Server Core installationを含む)
- Windows Server 2019, 2016(Server Core installationを含む)
- Microsoft Office
- Microsoft SharePoint
- Microsoft Exchange Server
- Microsoft .NET
- Microsoft Visual Studio
これら9つは、どれも「最も大きな影響」が「リモートでコードが実行される」とされています。つまり、悪用されると離れた場所から勝手にプログラムを動かされるおそれがある、ということです。ほかに Microsoft SQL Server、Microsoft Dynamics、Microsoft Azure、System Center が「重要」とされています。
※ESETの「9件」は、上の一覧のうち「緊急」となっている製品ファミリの行の数と一致します。脆弱性(CVE)の数ではないと考えられるので、ご注意ください。脆弱性ひとつひとつの数や中身は、マイクロソフトの「セキュリティ更新プログラム ガイド」で確認できます。

今すぐ更新したほうがいい理由:すでに悪用されている脆弱性がある
JPCERT/CCの注意喚起(JPCERT-AT-2026-0031)によると、マイクロソフトは今回直した脆弱性のうち、次のものが悪用されていると公表しています。
- CVE-2026-96951:Windows シェル セキュリティ機能のバイパスの脆弱性
マイクロソフトのセキュリティ更新プログラム ガイドのデータでも、この脆弱性には「Exploitation Detected(悪用を確認)」と書かれています。JPCERT/CCは、今回の脆弱性が悪用されると「リモートから任意のコードを実行されたり、セキュリティ機能を回避されるなどの可能性があります」と説明しています。
月例更新が公開されると、攻撃する人も「何が直ったのか」を調べることができます。そのため、更新をあと回しにしているパソコンほど狙われやすくなります。「あとでいいや」と思わずに、早めに更新しておきましょう。
Windowsを更新する手順(マイクロソフト公式ヘルプより)
ここからの手順は、マイクロソフトのサポートページ「Windows Update: よくあるご質問」に書かれている内容をもとにしています。画面の名前は、お使いの環境によって少し違うことがあります。
Windows 11の場合
- [スタート]→[設定]→[Windows Update]を選びます。
- [更新プログラムのチェック]を選んで、更新プログラムがあるか確認します。
- 更新プログラムが見つかったら、ダウンロードしてインストールします。
- 更新を終わらせるには再起動が必要です。すぐに再起動できないときは、[再起動のスケジュール]で都合のいい日時を指定できます。

公式ヘルプによると、Windows 11は更新プログラムを自動でダウンロード・インストールします。それでも、手動でチェックすれば、すぐに最新の状態にできます。正しく入ったかどうかは、[スタート]→[設定]→[Windows Update]→[更新履歴]で、インストールされた更新プログラムと日時を見て確認できます。
更新するときの注意点(公式ヘルプより)
- ノートPCは電源につないでおくと、インストールに必要な電力を確保できます。
- ディスクの空きが足りないときは、いらないファイルを消したり、使わないアプリを削除したりします。
- 従量制課金接続(テザリングなど)を使っていると、一部の更新プログラムは自動でインストールされません。
- [更新の一時停止]で更新を止めることはできますが、完全に止めることはできません。一時停止できる日数の上限に達したら、最新の更新プログラムを入れる必要があります。
Windows 10を使っている人へ
同じページには、Windows 10のサポートは2025年10月14日に終了したと書かれています。その日を過ぎると、Windows Updateで無料のセキュリティ修正は届かなくなりました。今回の10月の一覧にもWindows 10は入っていません。マイクロソフトはWindows 11への移行をすすめています。
OSの更新とあわせて、セキュリティソフトも入れておこう
Windows Updateは、マイクロソフトが見つけた穴(脆弱性)をふさいでくれます。でも、今回のCVE-2026-96951のように、修正が出る前に悪用されることもあります。また、フィッシングメールや危ないWebサイトのように、脆弱性を使わない攻撃もたくさんあります。
なので、「OSをこまめに更新する」ことと「セキュリティソフトで怪しいファイルやサイトをブロックする」ことは、役割がちがう守りの二枚重ねです。ランサムウェアへの備えについては「ランサムウェアから守る!バックアップ3-2-1ルールと感染したら最初にやること」、ログインを強くする方法は「パスキーとは?パスワードとの違い・仕組み・メリットと注意点を初心者向けに解説」でも紹介しています。通信の守り方を知りたい人は「ファイアウォールの重要性と仕組みを徹底解説」もどうぞ。
家族のパソコンもまとめて守りたいなら、今回の注意喚起も出しているESETのセキュリティソフトを検討してみるのもいいでしょう。→ 巧妙な詐欺も、ESETなら見抜く 軽くて強い、家族を守るセキュリティ![]()

まとめ
- 2026年10月14日(日本時間)にマイクロソフトの月例セキュリティ更新が公開された。
- ESETによると「緊急」の製品ファミリは9つ(Windows 11、Windows Server、Office、Exchange、.NETなどの製品ファミリ)。
- JPCERT/CCによると、マイクロソフトはCVE-2026-96951(Windows シェル セキュリティ機能のバイパス)が悪用されていると公表している。
- [設定]→[Windows Update]→[更新プログラムのチェック]で今すぐ更新し、再起動まで済ませよう。
- OSの更新とセキュリティソフトの二枚重ねで守ろう。
参考
- マイクロソフト社よりセキュリティ更新プログラム(2026年10月)が公開されました|サイバーセキュリティ情報局(キヤノンMJ)2026-10-14
- 2026年10月マイクロソフトセキュリティ更新プログラムに関する注意喚起|JPCERT/CC(JPCERT-AT-2026-0031)
- 2026 年 10 月のセキュリティ更新プログラム|Microsoft セキュリティ更新プログラム ガイド
- CVE-2026-96951|Microsoft セキュリティ更新プログラム ガイド
- 2026 年 10 月のセキュリティ更新プログラム (月例)|Microsoft
- Windows Update: よくあるご質問|Microsoft サポート

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