ロリポップは、2026年10月24日14時08分から新規申し込み(無料お試しを含む)を止め、そのあとWordPress簡単引っ越しとWebDAVも止めています。契約中の人は、サイトの表示、メールの送受信、ユーザー専用ページへのログインをこれまでどおり使えます。
契約中の人が今やることは、ユーザー専用ページの[サーバーの管理・設定]→[PHP設定]でPHPのバージョンを確かめ、8.2より前なら8.2以降に切り替えることです。申し込もうとしていた人は、再開の案内を待ちます。
目次
結論:契約中のサイトとメールはそのまま使える
- 止まっているのは、新規申し込み、WordPress簡単引っ越し、WebDAVの3つです。
- サイトの表示、メールの送受信、ユーザー専用ページへのログインは、これまでどおり使えます。
- ロリポップは、このサービスでの不正アクセスなどの被害は確認されていない、としています。
- 再開の時期は、決まりしだいお知らせで案内される予定です。
- ロリポップは契約中の人に、PHPを8.2以降へ切り替えるようお願いしています。
- 2026年10月26日8時14分(日本時間)時点の、ロリポップのお知らせとマニュアルの内容です。
止まっているものと使えるものの早見表
| 項目 |
今の状態 |
| 新規申し込み |
停止中 |
| WordPress簡単引っ越し |
停止中 |
| WebDAV |
停止中 |
| サイトの表示 |
使える |
| メールの送受信 |
使える |
| ユーザー専用ページ |
ログインできる |
新規申し込みは10月24日14時08分、WordPress簡単引っ越しは同じ日の19時22分、WebDAVは10月25日未明に止まりました(日本時間)。新規申し込みには、無料お試しの申し込みも含まれます。
ロリポップ!デプロイナウも、10月24日14時34分から新規申し込みを止めています。契約中の人は、公開中のサイトやアプリケーションの表示、ダッシュボードへのログインをこれまでどおり使えます。
今やること
PHPのバージョンを確かめる
ユーザー専用ページの[サーバーの管理・設定]→[PHP設定]を開くと、ドメインごとのPHPのバージョンが出ます。8.2より小さい番号なら、切り替えの対象です。
ロリポップの10月22日の障害情報によると、メンテナンスのあとから、一部の人で、ユーザー専用ページにつながりにくかったり、混雑の画面や503エラーが出たりすることがあります。そのときは、ブラウザの再読み込みを控えて、少し時間をおいてからログインし直すよう、ロリポップは案内しています。
PHPを8.2以降にする
ロリポップは10月22日のお知らせで、開発元のサポートが続いているPHP 8.2以降への切り替えを利用者にお願いしています。PHP 8.1以下は開発元のサポートが終わっていて、今回ロリポップが当てた対策は応急的なものです。この先見つかる脆弱性には、公式の修正が出ない、またはロリポップで対応できないおそれがあります。
変える前に、WordPressのテーマやプラグイン、使っているプログラムが、変えたあとのPHPのバージョンに対応しているかを確かめます。PHP 7.1より前のバージョンから上げたときは、前のバージョンに戻せません。切り替えたあとにエラーが出るときは、プログラムやアプリケーションの更新が必要です。
- ユーザー専用ページの[サーバーの管理・設定]→[PHP設定]を開きます。
- 変えたいドメインのPHPのバージョンを選び、[変更]を押します。すべてのドメインをまとめて変えることもできます。
- 変えてから反映まで、5〜10分ほどかかります。
サイトがきちんと動くか確かめる
10月22日の対策で、どのPHPのバージョンでも、session.upload_progressという機能が使えなくなっています。サイトの表示、お問い合わせフォーム、ファイルのアップロードなどが正しく動くかを確かめます。
WordPressのプラグインとテーマを確かめる
WordPressを使っているときは、本体だけでなく、プラグインとテーマも新しいバージョンになっているかを確かめます。長いあいだ更新が止まっているものは、新しい脆弱性のもとになることがあります。
申し込もうとしていた人
新規申し込みは、無料お試しも含めて受け付けていません。再開の時期は、決まりしだい10月24日のお知らせで案内される予定です。
止めた理由
ロリポップは、インターネットのサービスをねらったサイバー攻撃の状況をふまえ、安心して使える環境を保つための予防措置として、新規申し込みを止めた、と説明しています。WordPress簡単引っ越しも予防措置として止め、WebDAVはサービスの安全性を確保するために止める、としています。
PHPのバージョンごとの対策
10月21日に公開されたPHPの脆弱性CVE-2026-109618とCVE-2026-109619に、ロリポップは次のように対応しています。
| PHP |
当てた修正 |
| 8.2〜8.5 |
開発元の修正バージョン |
| 7.4〜8.1 |
開発元の修正コード |
| 5.3〜7.3 |
ロリポップが作った修正 |
8.2〜8.5に当てたのは、開発元が出した8.2.35、8.3.36、8.4.27、8.5.12です。7.4〜8.1には、開発元がサポートの終わったバージョン向けに出した修正コードを当てています。5.3〜7.3には公式の修正が出ていないため、公式の修正をもとにロリポップが作って確かめた修正を当てています。
これまでの流れ
| 日時(日本時間) |
出来事 |
| 10月22日3時09分頃 |
一部のサーバーでサイトの表示を停止 |
| 10月22日13時頃 |
サイトの表示を再開 |
| 10月22日13時34分頃 |
ユーザー専用ページを再開 |
| 10月24日14時08分 |
新規申し込みを停止 |
| 10月24日14時34分 |
デプロイナウの新規申し込みを停止 |
| 10月24日15時58分頃 |
DDoS攻撃によるDNSサーバーの障害で、サイトの表示とメールの送受信がつながりにくくなる場合があった |
| 10月24日17時03分 |
DNSサーバーの障害の復旧が完了 |
| 10月24日19時22分 |
WordPress簡単引っ越しを停止 |
| 10月25日1時35分 |
WebDAVを止めると発表 |
| 10月25日未明 |
WebDAVを停止 |
10月22日のサイトの表示の停止は、PHPの修正を当て終わるまでのあいだ、利用者のサイトとデータを守るためのものでした。停止はサーバーごとに行ったため、PHP 8.2以降のサイトやPHPを使っていないサイトも表示できなくなっていました。
被害について
10月24日のお知らせでは、このサービスでの不正アクセスなどの被害は確認されていません。10月22日のお知らせでは、脆弱性をねらったとみられるアクセスの試みは確認されたものの、それによる不正アクセスや情報漏えいは、その時点では確認されていない、としています。
公式の発表
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