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「IHクッキングヒーターで焼肉をしたいけど、焼肉プレートって使えるの?」「IH対応と書いてあれば、うちのIHで使える?」――IHのご家庭で焼肉をしようとすると、こういう疑問が出てきます。
この記事では、IHで焼肉をするための焼肉プレートの選び方を、煙・油はね・掃除・サイズ・人数といった比較軸で整理します。あわせて、見落としやすい「IH対応」と「自宅のIHで使える」の違いについてもまとめます。

IHで焼肉をする方法は大きく3つ
家庭のIHで焼肉をする方法は、ざっくり分けると次の3つです。
- IH対応の焼肉プレート・グリルパンを使う:ビルトインIHや卓上IHコンロの上に置いて使うタイプ。
- 卓上IHコンロとセットの専用プレートを使う:特定のIHコンロと組み合わせて使う前提の商品。
- ホットプレート(電気式)を使う:IHは使わず、プレート自体がヒーターを持つタイプ。焼肉用プレートが付属する機種もあります。
キッチンのビルトインIHで焼いて食卓に運ぶのか、食卓で焼きながら食べたいのかで、向いている方法が変わります。食卓で焼きたいなら、卓上IHコンロ+プレートか、ホットプレートが候補になります。
「IH対応」と「自宅のIHで使える」は同じではない
焼肉プレート選びでいちばん注意したいのがここです。パッケージに「IH対応」「IH専用」と書かれていても、どのIHでも使えるとは限りません。
特定のIHコンロ専用の商品がある
卓上IHコンロのオプションとして売られている焼肉プレートには、組み合わせるコンロの機種が決まっているものがあります。商品名に「IH専用」とあっても、「そのメーカーの特定の卓上IHコンロ用」という意味の場合があるため、購入前に商品ページや取扱説明書で対応機種と使える火力の上限を必ず確認しましょう。
100Vと200Vの違い
一般的な家庭用の卓上IHコンロは100V、キッチンのビルトインIHは200Vが多いです。200VのIHは火力が強いため、プレートによっては「100Vのみ対応」だったり、「200Vでは火力を中以下で」といった注意書きがあったりします。熱源表示にIH200Vと100Vのどちらに対応しているかを見ておくと安心です。
底の大きさ・平らさも大事
IHは鍋底が天板に密着していないとうまく加熱できません。たとえば南部鉄器メーカーの及源鋳造は、自社の「IH調理器対応」の基準として、天板に接する底面の直径が12cm以上26cm以下であること、反りや脚による天板との隙間が3mm以下であることなどを挙げています。焼肉プレートは面積が広いぶん、天板に接する部分(底面)の大きさが、自宅のIHの加熱範囲に合っているかもチェックしましょう。

焼肉プレートの選び方のポイント
1. 煙を抑えたいなら「油の落ち方」を見る
焼肉の煙の大きな原因は、肉から出た脂が高温で焦げることです。溝や穴で脂を下や外へ逃がす構造のプレートは、脂がプレート上にたまりにくく、煙を抑えやすくなります。ただし、どんなプレートでも煙がゼロになるわけではないので、換気扇の近くで使う・火力を上げすぎないといった工夫もあわせて考えましょう。
2. 油はねが気になるなら「形と深さ」
フチが立ち上がっている形や、ある程度深さのあるプレートは、周りへの油はねを減らしやすいです。平らな鉄板タイプは焼きやすい反面、油が飛びやすい傾向があります。テーブルが汚れるのが気になる場合は、油はねガード付きの製品や、敷き物の用意も検討しましょう。
3. 掃除のしやすさは「素材・コーティング・重さ」
- コーティングあり(フッ素・セラミックなど):焦げ付きにくく、洗いやすい。金属ヘラやたわしで傷つけないよう注意。
- 鉄・鋳鉄:蓄熱性が高くしっかり焼ける。重く、洗ったあとは乾かして油をなじませるなどの手入れが必要。
- 重さ:シンクで洗うことを考えると、軽いほうが扱いやすい。
ホットプレートの場合は、プレートを本体から外して丸洗いできるかも確認ポイントです。
4. サイズと人数の目安
一度に焼ける量はプレートの面積で決まります。1〜2人ならコンパクトなグリルパンでも十分ですが、3〜4人以上で囲むなら、大きめのプレートやホットプレートのほうが「焼くのを待つ時間」が少なくなります。一方で、IHコンロの上に置くタイプは、大きすぎると加熱範囲の外側が温まりにくいこともあるので、大きさだけで選ばないのがコツです。収納場所の大きさも忘れずに測っておきましょう。
5. ほかの料理にも使えるか
焼肉だけでなく、ステーキ、焼き野菜、お好み焼きなどにも使えると出番が増えます。平面プレートやたこ焼きプレートと付け替えられるシリーズもあります。
比較軸のまとめ
| 比較軸 | 見るポイント |
|---|---|
| IHとの相性 | 対応機種/IH200V・100V/底面の大きさ・平らさ |
| 煙 | 脂を逃がす溝・穴があるか、火力を調整しやすいか |
| 油はね | フチの立ち上がり、深さ、ガードの有無 |
| 掃除 | コーティングの有無、重さ、丸洗いできるか |
| サイズ・人数 | 焼き面の広さ、加熱範囲との相性、収納場所 |
タイプ別の候補
以下は、メーカーの公式ページで内容を確認できた商品です。価格や在庫は変わることがあるので、購入前に販売ページで最新の情報をご確認ください。
卓上IHコンロ用の焼肉プレート:アイリスオーヤマ IH専用焼肉プレート IHKP-YP14
アイリスオーヤマの卓上IHコンロ向けのオプションプレートです。公式ページによると、サイズは幅340×奥行280×高さ34mm、重量1.3kg、内側はセラミックコーティング、底の厚さは6.5mm(貼り底を含む)。カラーはブラック・ブラウン・ピンクの3色です。組み合わせて使えるIHコンロの機種が決まっているタイプなので、お手持ちのコンロに対応しているかを必ず確認してください。販売ページでは、同社の卓上IHコンロ IHK-T37(1400W)対応と案内されています。
ビルトインIHでも使えるグリルパン:スキャンパン IQ グリルパン
デンマークのスキャンパンのグリルパンです。公式ページでは27×27cm(底面20×20cm)、深さ4.5cm、本体重量1465g、高密度アルミニウム(底厚7mm)で、対応熱源にIHクッキングヒーターや直火が挙げられています。片手で扱えるので、キッチンで焼いて取り分けたい1〜2人向けです。
しっかり焼きたいなら鋳鉄:及源鋳造(OIGEN)鉄板 グリル 27cm CA-031-S
南部鉄器の及源鋳造は、IH対応の鉄器を底面約5mmの厚さで作り、IH200V・100Vへの対応を熱源表示マークで示しています。鋳鉄は重く手入れも必要ですが、蓄熱性が高く焼き目がしっかりつくのが魅力です。対応熱源は商品ごとに異なるので、IH200V/100Vのマークを確認して選びましょう。
焼肉向けの候補が、及源鋳造の「鉄板 グリル 27cm」(型番CA-031-S)です。公式オンラインショップによると、外寸280×280mm(持ち手を含む最大幅348mm)、重量3.7kgの鋳鉄製で、溝が浅いタイプのグリルパンです。対応熱源には直火のほか、IH200V・IH100Vが挙げられています。かなり重いので、食卓へ運ぶより、コンロの上で焼いて取り分ける使い方に向いています。
食卓で大人数なら:山善 XGRILL PREMIUM YGMC-FX130(B)
IHの対応を気にせずに食卓で焼肉をしたいなら、焼肉用プレートが付いたホットプレートも選択肢です。プレートを外して洗えるか、脂を受ける構造があるかを見て選びましょう。
候補のひとつが、山善の焼肉向けホットプレート「XGRILL PREMIUM YGMC-FX130(B)」です。山善公式の通販サイト(山善ビズコム)によると、ファンで煙を吸い込んで調理中の煙を抑える吸煙機能付きで、温度設定は保温・140℃・170℃・200℃・230℃、操作はタッチスイッチ式です。本体サイズは幅51.5×奥行29×高さ14.5cm、重量4.9kg、電源はAC100V・消費電力1300Wで、電源コードはマグネットプラグ式。セット内容は焼き肉プレートのほか、ヒーターユニット、水トレイ、フィルター、ファンユニットなどです。

IHで焼肉をするときの注意点
- 空焚き・強火の使いすぎに注意:IHは立ち上がりが速く、プレートが高温になりやすいです。説明書にある火力の上限を守りましょう。
- 天板の上でプレートを引きずらない:天板に傷がつく原因になります。
- 使用後はプレートが冷めてから洗う:急に冷やすと変形やコーティング劣化の原因になることがあります。
- 換気をしっかり:煙やにおいがこもらないよう、換気扇を回しておきましょう。
IH非対応の鍋やフライパンをIHで使いたい場合は、こちらの記事も参考にしてください。
IH非対応の鍋をIHで使うには?ヒートコンダクター(IH変換プレート)の選び方とデメリット
まとめ
- 「IH対応」「IH専用」でも、対応機種・100V/200V・底面サイズを確認してから買う。
- 煙を抑えたいなら脂を逃がす構造、油はねが気になるならフチや深さを見る。
- 掃除のしやすさはコーティング・重さ・丸洗いできるかで比べる。
- 人数が多いなら大きめのプレートやホットプレート、1〜2人ならグリルパンでも十分。
自宅のIHと使い方に合ったプレートを選んで、おうち焼肉を楽しんでください。

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