アララメッセージの不正アクセスで約301万件のメールアドレスが流出|お知らせが届いた人と、使っている会社が気をつけること

メール配信サービス「アララメッセージ」への不正アクセスで、メールアドレスが流出したときに今やること。お知らせは、アララのサービスを使ってメールを送っていた会社から届く。お知らせがメールで届かなくても、対象でないとは限らない。心当たりのない不審なメールは、本文のURLや添付ファイルを開かず、返信せず、ID・パスワードや個人情報を入れずに削除する。漏れたおそれがある情報は会社ごとに違うので、届いたお知らせや、その会社のサイトの発表で確かめる。アララメッセージを使っている会社は、アララのお知らせに載っているカスタマーサポートデスクに問い合わせる。お知らせが届いた人と、使っている会社へ

メール配信の委託先でメールアドレスが流出したおそれがある、というお知らせが、ふだんメールマガジンや通知を受け取っている会社から届いて、戸惑っている人もいるはずです。

メール配信サービス「アララメッセージ」を運営するアララ株式会社によると、利用企業が持っていたメールアドレス約301万件が外部に持ち出されました。

受け取った人がまずやることは、心当たりのないメールのURLを開かず、返信も入力もせずに削除することです。何が漏れたおそれがあるかは会社ごとに違うので、届いたお知らせや、その会社のサイトの発表で確かめてください。

10月30日10時31分時点の、アララ株式会社と利用企業各社の公式発表にもとづく内容です。

目次

何が起きたのか

2026年10月28日に、アララが提供するメール配信サービスのサーバーへの不正アクセスが確認されました。原因は、Webサーバーの脆弱性を第三者に悪用されたことです。アララは、そのサーバーをすぐにネットワークから切り離しました。

アララは、会社に代わってメールマガジンや通知メールを送るサービスを提供しています。そのため、お知らせは、アララのサービスを使ってメールを送っていた会社から届きます。

漏れた情報

項目 アララの発表
漏れた情報 利用企業がアララに登録していた、送り先リストのメールアドレス
件数 約301万件
ほかの情報 メールアドレス以外の流出は確認されていない
対象 メール配信サービスのうち1つのシステム(対象環境bvam001)

どの会社の、どのメールアドレスが含まれるかは、アララが調べている途中です。今回の件のほかには、不正アクセスによる影響は確認されていないとしています。

お知らせを出している会社の例

利用企業の一覧は公表されていません。各社が自社のサイトで出している発表のうち、確かめられたものは次のとおりです。

サービス 漏れたおそれのある情報
ほいくis(e-CHANNEL) メールアドレス
島まーる(メルマガ会員) メールアドレスのみ。氏名・住所・電話番号・パスワード・クレジットカード情報は含まない
Payどん(鹿児島銀行など) 利用者と加盟店のメールアドレス、決済情報(日時・店舗名・支払い金額)

Payどんのように、メールアドレスのほかに、メールで送った中身も漏れたおそれがあるとしている会社もあります。自分が使っている会社のお知らせを、必ず確かめてください。

島まーるは、メール配信が止まっていてメールで知らせられないため、自社のサイトで知らせています。お知らせがメールで届かなくても、対象でないとは限りません。

受け取った人がすること

アララは、心当たりのない不審なメールが届いたときに、次のことを求めています。

  • 本文にあるURLは開かない
  • メールに返信しない
  • 添付ファイルを開かない
  • ID・パスワードや個人情報を入れない
  • そのメールを削除する

利用企業の側も、自社や関係する会社を装った不審なメールに気をつけるよう呼びかけています。

アララメッセージを使っている会社へ

  • 対象の環境のサービスは止まっていて、再開の時期は決まっていません。
  • サービスが止まる前に予約が済んでいた配信は、止まっている間も送られます。
  • 対象の利用企業には、アララから別に連絡が来ています。
  • 自社の送り先のうち、どのメールアドレスが含まれるかは、アララが調べている途中です。
  • 問い合わせは、アララのお知らせに載っているカスタマーサポートデスクへ。

よくある質問

パスワードやクレジットカード番号も漏れましたか?

アララの発表では、漏れたのはメールアドレスで、ほかの情報の流出は確認されていません。ただしPayどんのように、メールの中身にあたる情報も漏れたおそれがあるとしている会社もあるので、使っている会社のお知らせで確かめてください。

ほかにも、メール配信サービスから漏れた例はありますか?

メール配信サービス「Cuenote FC」でも、情報漏えいが発表されています。ユミルリンク(Cuenote FC)の情報漏洩と、偽メールへの注意も参考にしてください。

出典

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この記事を書いた人

社内エンジニアとして、SREとセキュリティの仕事をしています。サーバーの構築や運用、クラウド環境の設計にも関わってきました。趣味はゲームと漫画・アニメ。

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