Chrome 157.0.8103.38/.39は最新?213件のセキュリティ修正(Critical 7件)とバージョンの確かめ方

Chromeが157になったか確かめる。Windows・Macは157.0.8103.38か157.0.8103.39、LinuxとAndroidは157.0.8103.38なら最新。バージョンが156で始まるなら、まだChrome 157になっていない。パソコンでは chrome://settings/help を開いてバージョンを確かめ、「再起動」が表示されたら押すと更新が終わる。会社で管理しているパソコンは、chrome://policy で効いているポリシーを確かめる。Microsoft Edgeは修正の準備中で、修正の入ったバージョンが出たら、edge://settings/help で確かめて更新できる。自分のChromeのバージョンが気になる人へ

※本記事にはプロモーションが含まれます。

Chromeの「Google Chrome について」の画面で、バージョンが157.0.8103.38か157.0.8103.39なら、いま最新のChromeです。Googleは11月3日(米国時間)にChrome 157をWindows・Mac・Linux向けに出し、この更新で213件のセキュリティ修正(そのうち7件が最も深刻度の高い「Critical」)が入りました。

バージョンが156で始まるときは、まだChrome 157になっていません。「Google Chrome について」の画面を開き、「再起動」が出たら押せば更新が終わります。くわしくはChromeのバージョンを確かめて更新する手順を見てください。

目次

結論:このバージョンなら最新

OS 最新のバージョン
Windows・Mac 157.0.8103.38、157.0.8103.39のどちらか
Linux 157.0.8103.38
Android 157.0.8103.38

2026年11月4日10時21分(日本時間)時点のChrome Releasesの発表の内容です。

Googleは、パソコン向けのChrome 157を「数日から数週間かけて順に配信する」としています。自動更新を待っているだけだと、まだ156のままのこともあります。

Android向けの157.0.8103.38も11月3日(米国時間)に出ていて、Google Playで数日かけて届きます。発表では、パソコン向けと同じセキュリティ修正が入るとされています。iPhone・iPad向けは、11月3日(米国時間)にChrome 157(157.0.8103.37)が出ています。

10月29日(米国時間)には、Chrome 156の更新として、Windows・Mac向けに156.0.8078.79/.80、Linux向けに156.0.8078.79も出ました。21件のセキュリティ修正(Criticalは1件)が入っています。156.0.8078.79/.80になっていても、Chrome 157の213件の修正はまだ入っていません。

Chromeのバージョンを確かめて更新する手順

Windows・Mac・Linux

Chromeのアドレスバーに次のように入力して開いてください。

chrome://settings/help

メニュー(右上の「︙」)から「ヘルプ」、「Google Chrome について」の順に選んでも、同じ画面が開きます。

  1. 「Google Chrome」の見出しの下に、今のバージョン番号が表示されます。この画面を開くと、更新があるかどうかの確認も始まります。
  2. 更新があれば、「再起動」ボタンが表示されます。
  3. 「再起動」を押すと更新が終わります。開いていたタブは再起動のあとに戻ります(シークレットウィンドウは戻りません)。

「再起動」が表示されなければ、最新の状態です。Windowsでは、開いているChromeのウィンドウとタブをすべて閉じてから開き直すことでも、更新が反映されます。Linuxでは、Chromeはパッケージマネージャーで更新してください。

Android・iPhone・iPad

AndroidはGoogle Play、iPhone・iPadはApp Storeで「Chrome」を開き、「更新」が表示されていれば更新してください。Android向けはGoogle Playで数日かけて順に配信されます。

Chrome 157で直った脆弱性は213件、Criticalは7件

Chrome Releasesの発表によると、深刻度ごとの件数は次のとおりです。

深刻度 件数
Critical 7件
High 77件
Medium 75件
Low 54件
合計 213件

Criticalの7件は、次の表のとおりです。

CVE番号 内容
CVE-2026-121156 Dawn(WebGPUの描画を受け持つしくみ)のバッファオーバーフロー
CVE-2026-121229 ANGLE(グラフィックスの命令を変換するしくみ)のメモリー破損
CVE-2026-121246 WebGL(ブラウザで3Dを描くしくみ)の解放後使用
CVE-2026-121035 Prerender(ページを先に読み込んでおくしくみ)の解放後使用
CVE-2026-121247 Dawnのバッファオーバーフロー
CVE-2026-121203 Geometry(図形の位置や大きさを扱う処理)の解放後使用
CVE-2026-121126 Core(Chromeの中心部分)の解放後使用

「バッファオーバーフロー」は、用意した記憶領域より多いデータを書き込んでしまう不具合です。「メモリー破損」や「解放後使用」は、Chromeがメモリー(作業用の記憶領域)を正しく扱えなくなる不具合です。213件のうち84件がCriticalかHighなので、早めに更新しておくことが大切です。

Chrome Releasesに載っているのは、部品の名前と不具合の種類だけです。Googleは、大半のユーザーが更新を終えるまで、バグの詳細やリンクへのアクセスを制限することがあるとしています。

悪用されている?

11月3日の発表にも、10月29日の発表にも、これらの脆弱性が実際の攻撃に使われているという記載はありません。

AIの手を借りて見つかった脆弱性も

213件のうち14件には「assisted by Claude」(Claudeの支援を受けた)と書かれていて、CriticalのCVE-2026-121035もその1つです。OpenAI Codex Securityの報告は7件、Google自身が見つけたものは130件です。

Anthropicの研究用のモデルが見つけた脆弱性が、ChromeのほかにSafari・Android・Windows・Linuxでどう直ったかは、Claudeが見つけた脆弱性の記事で確かめられます。

会社でChromeを管理している人へ

会社のパソコンで更新を止めていたり、手動でしか更新しない設定にしていたりすると、自動では157.0.8103.38/.39になりません。管理者は、自社のパソコンが上の表のバージョンになっているかを確かめてください。

更新の間隔が長いExtended Stableのチャネルを使っている会社向けには、11月3日(米国時間)にWindows・Mac向けの156.0.8078.88が出ていて、55件のセキュリティ修正が入っています。

管理されているパソコンで、どのポリシーが効いているかは、アドレスバーに次のように入力して開くと確かめられます。

chrome://policy

Windowsで更新の設定を管理する方法は、Googleの公式ヘルプ「Manage Chrome updates (Windows)」(英語)にあります。Googleがすすめる設定は、見つかった更新を必ず当てる「Allow updates」です。この設定なら、利用者がchrome://settings/helpを開いて、その場で更新することもできます。

Microsoft Edgeは修正の準備中(今は156.0.4314.58)

Chromiumをもとに作られているMicrosoft Edgeは、10月30日に一般向けの「Stable」として156.0.4314.58が出ていて、その時点のChromiumのセキュリティ更新が入っています。11月3日の時点で、MicrosoftはChromiumの最近のセキュリティ修正を把握していて、修正を出す準備を進めているとしています。2026年11月4日10時21分(日本時間)時点では、Microsoftのリリースノートに、この修正が入った新しいEdgeはまだ載っていません。

Edgeは、修正の入ったバージョンが出たら、アドレスバーに次のように入力して開く画面で確かめて更新できます。

edge://settings/help

前のChrome 156の更新

10月27日に出たChrome 156の更新(156.0.8078.73/.74)で直った52件の脆弱性と、最初のChrome 156で直った354件は、Chrome 156のセキュリティ更新の記事で分かります。

ChromeやEdgeの更新とは別に、パソコンやスマホのウイルス対策も見直すなら、Windowsに入っているMicrosoft Defenderで足りるかどうかと、有料ソフトの2年目からの更新料・守れる台数の違いを、セキュリティソフトの比較(ノートン・ESET・ZERO・ウイルスバスター)で確かめられます。

更新とあわせて、危ないサイトや詐欺からも守りたいときは、有料のセキュリティソフトも使えます。iPhoneも同じ契約で守るならノートン 360(Windows・Mac・iPhone・Androidに対応)、Windows・Mac・AndroidならESET HOME セキュリティも選べます。

公式サイト:ノートン 360、PCもMacもスマホもこれ一本!
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公式の発表

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この記事を書いた人

社内エンジニアとして、SREとセキュリティの仕事をしています。サーバーの構築や運用、クラウド環境の設計にも関わってきました。趣味はゲームと漫画・アニメ。

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