NordVPN(Windows版)に脆弱性CVE-2026-106030、8.12以上に更新を|バージョン確認と更新手順

NordVPN Windows版の脆弱性CVE-2026-106030について8.12以上への更新を呼びかける記事のアイキャッチ

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2026年10月16日、ポーランドのセキュリティ機関CERT Polska(サート・ポルスカ)が、Windows版NordVPNの脆弱性(CVE-2026-106030)を公開しました。対象はバージョン8.12より前のWindows版アプリで、8.12で修正済みです。

この記事では、何が起きたのか、自分が対象かどうか、そしてバージョンの確認方法と更新手順を、NordVPN公式サポートの手順にそって初心者向けにまとめます。

目次

結論:Windows版NordVPNを8.12以上にしておこう

  • 対象:Windows版NordVPNの8.12より前のすべてのバージョン
  • 対処:アプリを8.12以上に更新する
  • Mac・iPhone・Android・Linux版は、今回の公表内容では対象として挙げられていません

何が起きたの?

CERT Polskaの公表とCVEの記録によると、Windows版NordVPNにはアクセスの許可の確認が正しくない問題(CWE-863「不適切な認可」)がありました。

その結果、すでにそのPCを使える、権限の低いユーザーや不正なプログラム(ローカルの攻撃者)が、NordVPNを経由して、Windowsの保護されていないサービス(裏で動いている機能)を止めたり、起動の種類を「手動」に変えたりできる状態でした。大事なサービスが止まると、PCの機能が正しく動かなくなるおそれがあります(サービス拒否)。

一方で、Windows DefenderのようにWindowsが保護しているサービスは止めたり設定を変えたりできないとされています。

深刻度は「中(MEDIUM)」

CVEの記録では、CVSS 4.0のスコアは6.8(MEDIUM)です。攻撃には「そのPCをすでにローカルで使えること」が前提で、インターネット越しにいきなり乗っ取られる種類の問題ではありません。とはいえ、修正版が出ているので更新しておくのが安心です。

なお、2026年10月17日時点で、NVD(米国の脆弱性データベース)の記録ではCISAの評価として「悪用:なし(none)」となっています。これは記録時点の情報で、今後変わる可能性があります。

影響を受けるのは誰?

  • WindowsパソコンでNordVPNアプリを使っていて、
  • バージョンが8.12より前の人

NordVPNのアプリは基本的に自動で更新されますが、公式サポートによると更新は段階的に配られるため、人によって届く時期が数日ずれることがあります。しばらくPCを使っていなかった場合なども含め、一度バージョンを確認しておきましょう。

バージョンの確認方法(Windows)

NordVPN公式サポートの手順です。

  1. NordVPNアプリを開き、右上のプロフィールアイコンをクリック
  2. 「設定(Settings)」をクリック
  3. ページのいちばん下にアプリのバージョンが表示されます

表示が8.12以上(例:8.12、8.13など)なら、今回の脆弱性は修正済みです。8.11以下なら次の手順で更新しましょう。

Windows版NordVPNでプロフィールアイコンから設定を開き画面下のバージョン表示を確認する場所の図

※アプリの画面はバージョンによって変わることがあります。見つからない場合は公式サポートの最新の手順を確認してください。

更新のしかた

  1. まずは自動更新を待つ・アプリを開く:Windows版は自動で更新されます。新しいバージョンがあるとアプリ内に更新の案内(バナー)が表示されることがあるので、表示されたら「Update(更新)」をクリックします。
  2. 手動で入れ直す:まだ8.12未満のままなら、NordVPN公式のWindows版ダウンロードページから最新版をダウンロードしてインストールします。
  3. 更新がうまく終わらないとき:公式サポートでは、まれに更新が終わらずくり返す場合は「PCを再起動 → NordVPNをアンインストール → 最新版を手動でダウンロード」という手順が案内されています。
  4. 更新後、もう一度設定画面の下でバージョンが8.12以上になっているか確認します。
バージョン確認から8.12未満なら更新し再確認するまでの流れ図

更新後に「つないだらサイトやアプリが使えない」といった困りごとが出たら、NordVPNにつなぐとサイトやアプリが使えない!公式サポートの対処手順まとめもあわせてご覧ください。

すぐに更新できないときは?

CERT PolskaやCVEの記録には、更新以外の回避策(設定でふさぐ方法など)は書かれていません。そのため、できるだけ早く8.12以上に更新するのが基本です。更新までのあいだは、一般的な注意として次の点を意識しておきましょう。

  • 知らないソフトや出どころの分からないファイルを実行しない
  • PCを家族や他の人と共有している場合は、それぞれのアカウントの管理に気をつける
  • Windows Updateやウイルス対策ソフトを最新にしておく

なお、公式サイトによるとWindows 7/8.1向けや32ビット版のNordVPNアプリは機能・セキュリティの更新が終了しています。古いWindowsを使っている場合は、Windows 10/11(64ビット)への移行も検討してください。

まとめ

  • Windows版NordVPNの8.12より前に、権限の低いローカルの攻撃者が保護されていないWindowsサービスを止められる脆弱性(CVE-2026-106030)
  • 深刻度はCVSS 4.0で6.8(MEDIUM)
  • 8.12で修正済み。設定画面の下でバージョンを確認し、8.12未満なら更新を

これからNordVPNを使い始める方や、入れ直したい方は、公式サイトから最新版を入手できます:日本公式サイト【Nord VPN】

参考(一次情報)

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この記事を書いた人

社内エンジニアとして、SREとセキュリティの仕事をしています。サーバーの構築や運用、クラウド環境の設計にも関わってきました。趣味はゲームと漫画・アニメ。

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