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Hermes Agentとは?Nous Researchの育つAIエージェントの特徴と始め方

Hermes Agentとは?育つAIエージェント アイキャッチ

「Hermes Agent(ハーメス・エージェント)」は、AIモデル「Hermes」シリーズで知られるNous Researchが開発している、オープンソースのAIエージェントです。使えば使うほど自分用に育っていく、という考え方が特徴です。この記事では、Hermes Agentでできることと始め方を、初めての方向けにまとめます(2026年10月14日時点の情報)。

目次

Hermes Agentとは?

公式ドキュメントでは、Hermes Agentを「Nous Researchが作った、自分で改善していくAIエージェント」と説明しています。経験からスキル(作業手順)を作り、使いながらそのスキルを改善し、過去の会話を検索して思い出し、セッションをまたいで利用者のことを理解していく「学習ループ」を組み込んでいるのが特徴です。

公式は「IDEにつながったコーディング補助」や「1つのAPIをくるんだだけのチャットボット」ではなく、長く動かすほど能力が上がる自律型エージェントだとしています。ソースコードはGitHub(NousResearch/hermes-agent)で公開されています。

Hermes Agentの学習ループ:会話・作業、スキルを作る、改善する、記憶する

主な機能

記憶とスキルの自動作成

エージェント自身が記憶を管理し、複雑な作業のあとには自動でスキルを作ります。過去のセッションは全文検索とLLMによる要約で呼び出せます。スキルは agentskills.io のオープン標準に対応しています(GitHub README)。

チャットアプリから話しかけられる

ターミナル(CLI)のほか、Telegram、Discord、Slack、WhatsApp、Signal、メールなどから、1つのゲートウェイを通して同じエージェントに話しかけられます(公式サイト)。macOS・Windows向けのデスクトップアプリ「Hermes Desktop」も用意されています。

定期実行(スケジュール)

cronスケジューラーを内蔵しており、毎日のレポートや夜間のバックアップなどを自然な言葉で予約し、結果を好きなチャットアプリに届けられます。

サブエージェントとツール

独立したサブエージェントを起動して作業を並行して進められます。Web検索、ブラウザ操作、画像の認識・生成、音声合成なども使えます。

パソコン以外でも動かせる

実行環境はローカル、Docker、SSH、Singularity、Modal、Daytona、Vercel Sandboxから選べます(GitHub READMEの記載)。DaytonaやModalでは、使っていないあいだ環境が休止するため、待機中の費用をほとんどかけずに動かせると説明されています。

料金とライセンス

公式サイトによると、Hermes Agent本体は無料のオープンソースで、ライセンスはMITです。ただし、使うAIモデルの提供元やオプションのホスティングサービスには、それぞれの料金がかかります。モデルはNous Portalのほか、OpenRouterやOpenAIなど、好きな提供元を使えます。

インストール方法

公式のインストール手順によると、Linux・macOS・WSL2では次のコマンドを実行します(WindowsもPowerShell用のコマンドで対応。手順は公式ページ参照)。

curl -fsSL https://hermes-agent.nousresearch.com/install.sh | bash

インストールが終わったら、セットアップを行います。Nous Portalを使う場合は次のコマンドで、ログイン・モデルの設定・ツールの有効化がまとめて行われます(クイックスタート)。

hermes setup --portal

自分のAPIキーを使いたい場合は hermes setup を実行し、表示される選択肢から設定していきます。

hermes setup

公式クイックスタートによると、hermes setup では次の3つの進め方から選びます。

  1. Quick Setup(Nous Portal):OAuthでログインするだけで、APIキーの管理は不要です。モデルとTool Gatewayのツールがまとめて設定され、料金はNous Portalのサブスクリプションに請求されます。公式が勧めるいちばん早い方法です。
  2. Full Setup:モデルの提供元、ツール、各オプションを自分で1つずつ設定します(自分のAPIキーを使います)。
  3. Blank Slate:モデルの提供元とモデル、ファイル操作、ターミナルという最小限の機能だけで始めます。必要な機能だけを自分で有効にしたい人向けです。

あとから使うモデルを変えたいときは hermes model、使うツールを変えたいときは hermes tools を実行します。

よく使うコマンド

コマンド内容
hermesチャットを始める
hermes model使うLLMの提供元とモデルを選ぶ
hermes tools使うツールを設定する
hermes doctor問題を診断する
hermes update最新版に更新する
hermes gatewayチャットアプリ連携用のゲートウェイを起動する
hermes --continue前回のセッションを再開する
出典:Hermes Agent Quickstart

まとめ

Hermes Agentは、記憶とスキルを積み重ねて育っていく、無料・オープンソース(MIT)のAIエージェントです。チャットアプリから話しかけたり、定期実行を任せたりと、「常に動いている自分用アシスタント」を自分で用意したい人に向いています。最新情報は公式ドキュメントで確認してください。

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この記事を書いた人

社内エンジニアとして、SREとセキュリティの仕事をしています。サーバーの構築や運用、クラウド環境の設計にも関わってきました。趣味はゲームと漫画・アニメ。

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