NeoVim入門者向けガイド~基礎操作編~

NeoVim入門者向けガイド 基礎操作編 アイキャッチ

NeoVimは、Vimエディタの改良版であり、ターミナル上での編集作業をより快適にするために開発されました。この記事では、NeoVimのインストールから起動、モードの切り替え、基礎的な操作方法までを1本にまとめています。

VimやViが一般的なLinuxに最初からインストールされているのに対して、現在のLinuxディストリビューションでは、私が知る限り、最初から入っているものはないため、先にインストールする必要があります。

目次

NeoVimのインストール

各OSのNeoVimのインストール手順をまとめました。環境によってことなると思うので、参考までにお願いします。手順は公式のインストールガイド(INSTALL.md)でも確認できます。

NeoVimのインストールから基本操作までの流れ:インストール → nvimで起動 → モード切り替え → 編集 → 保存・終了

macOSの場合

Homebrewを使用してインストールする方法:

  1. ターミナルを開きます。
  2. Homebrewをインストールします(インストール済みの場合はスキップしてください)。
/bin/bash -c "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/HEAD/install.sh)"

NeoVimをインストールします。

brew install neovim

Linux(Ubuntu/Debian)の場合

aptを使用してインストールする方法(その他のパッケージマネージャーは読み替えてください):

  1. ターミナルを開きます。
  2. 以下のコマンドを実行して、パッケージリストを更新します。
sudo apt-get update

NeoVimをインストールします。

sudo apt-get install neovim

ちなみに、Ubuntu/Debianの公式リポジトリのNeoVimはバージョンが古いことがあります。新しいバージョンを使いたい場合は、公式のGitHubリリースからダウンロードする方法もあります。

Linux(Arch Linux)の場合

私が使っているArch Linuxではpacmanでインストールできます。

sudo pacman -S neovim

Windowsの場合

公式のNeoVimバイナリを使用してインストールする方法:

  1. NeoVimの公式サイト(https://neovim.io/)にアクセスし、Windows用のバイナリをダウンロードします。
  2. ダウンロードしたファイルを展開します。
  3. 展開したファイル内の「bin」フォルダにある「nvim.exe」を起動します。

wingetが使える環境なら、コマンド1つでインストールすることもできます。

winget install Neovim.Neovim

インストールの確認

インストールできたら、バージョンが表示されるか確認しておきます。

nvim --version

NeoVimの起動とファイルの開き方

NeoVimを起動するには、ターミナルで「nvim」と入力し、Enterキーを押します。ファイルを開くには、nvimを起動した後、ファイル名を引数として渡します。例:「nvim myfile.txt」

起動したあとに別のファイルを開きたいときは、「:e ファイル名」と入力してEnterキーを押します。

エディタのモード切り替え

NeoVimには主に、ノーマルモード(コマンドモードとも呼ばれます)、インサートモード、ビジュアルモード、コマンドラインモードがあります。

NeoVimのモード遷移図:ノーマルモードからi/a/oでインサート、v/V/Ctrl+vでビジュアル、:でコマンドラインモードへ移り、Escで戻る
  • ノーマルモード(コマンドモード):ファイルの閲覧や移動、検索、削除などのコマンドを入力できるモード。エディタを起動した直後や、インサートモードから「Esc」キーを押すことで移行できます。
  • インサートモード:ファイルにテキストを挿入することができるモード。ノーマルモードから「i」キーを押すことで移行できます。
  • ビジュアルモード:テキストの範囲を選択することができるモード。ノーマルモードから「v」キーを押すことで移行できます。
  • コマンドラインモード:「:w」などのコマンドを入力するモード。ノーマルモードから「:」キーを押すことで移行できます。

インサートモードに入るキーは「i」以外にもあります。

キー動き
iカーソルの前から入力
aカーソルの後ろから入力
I行頭から入力
A行末から入力
o下に新しい行を作って入力
O上に新しい行を作って入力
インサートモードに入るキー

ビジュアルモードも、「v」は文字単位、「V」は行単位、「Ctrl + v」は矩形(ブロック)単位で選択できます。

エディタの保存と終了

NeoVimで編集したファイルを保存するには、ノーマルモードで「:w」と入力し、Enterキーを押します。また、保存してエディタを終了するには、ノーマルモードで「:wq」と入力し、Enterキーを押します。

コマンド動き
:w保存
:wq保存して終了
:q終了(変更がある場合は終了できない)
:q!保存せずに終了
保存と終了のコマンド

文字列の検索

Neovimで文字列を検索するには、ノーマルモードで「/」を入力し、検索したい文字列を入力し、Enterキーを押します。また、次の検索結果に移動するには、「n」キーを押し、前の検索結果に移動するには、「N」キーを押します。

ちなみに置換は「:%s/前の文字列/後の文字列/g」でファイル全体を置換できます。

カーソルの移動

NeoVimでのカーソルの移動には、ノーマルモードで以下のキーを使います。

  • 上に移動:「k」キー
  • 下に移動:「j」キー
  • 右に移動:「l」キー
  • 左に移動:「h」キー

よく使うその他の移動キーです。

キー動き
w / b次の単語の先頭 / 前の単語の先頭へ
0 / $行頭 / 行末へ
gg / Gファイルの先頭 / 末尾へ
:数字指定した行へ(例::10)
カーソル移動のキー

編集の基本操作

ノーマルモードでよく使う編集操作です。

キー動き
xカーソル位置の1文字を削除
dd1行削除(切り取り)
yy1行コピー(ヤンク)
pカーソルの後ろに貼り付け
u元に戻す(アンドゥ)
Ctrl + rやり直し(リドゥ)
編集の基本操作

おわりに

これらは、Neovimの基礎的な操作方法の一部です。最初は「i」で入力して「Esc」で戻り、「:wq」で保存して終了、ができれば十分だと思います。
操作に慣れてきたら、設定ファイル(init.lua)を書いて自分好みにしていきましょう。書き方はNeoVimのinit.luaの書き方についてでまとめています。

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この記事を書いた人

社内エンジニアとして、SREとセキュリティの仕事をしています。サーバーの構築や運用、クラウド環境の設計にも関わってきました。趣味はゲームと漫画・アニメ。

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